技術士試験の勉強を始めたものの、
「範囲が広すぎて、何から手を付ければいいかわからない」
「参考書を開いても、手が止まってしまう」
そんな悩みを感じている方は、とても多いのではないでしょうか。
技術士試験は、技術責任者としての幅広い知識が求められるので、
やみくもに勉強を始めてしまうと、
時間ばかりかかって成果が出ない という状態に陥りがちです。
そこで、まず最初に取り組んでほしいのが、
「過去問の整理」 です。
技術士試験の過去問は17年分も公開されている
技術士試験の公式ホームページでは、
過去17年分の過去問題が無料で公開 されています。
誰でも自由に
- 閲覧
- ダウンロード
が可能です。
「こんなに過去問があるなら、全部やらないといけないのでは?」
と思うかもしれませんが、実はそうではありません。
過去問を並べて眺めてみると、
意外と同じようなテーマが繰り返し出題されている
ことに気づきます。
Ⅱ-1(コンクリート)問題に着目してみる
ここでは一例として、
鋼構造・コンクリート部門の「Ⅱ-1(コンクリート)」問題
に注目してみましょう。
R1~R7の出題テーマ一覧
R1 出題テーマ
- 鋼とコンクリートの複合構造(H26に類似問題)
- コンクリート用の化学混和剤
- 暑中コンクリートの施工
- コンクリート構造物における塩害の特徴と対策(H25に類似問題)
R2 出題テーマ
- 機械式継手の留意点または普通コンクリートの呼び強度とスランプフローの留意点(H29に類似)
- 中性化、凍害、アルカリシリカ反応における新設構造物の設計・施工または、既設構造物の調査・診断若しくは、既設構造物の補修(H25、H28に類似)
R3 出題テーマ
- 高強度材料の特徴と留意点(H25に類似)
- 非破壊検査手法の計測原理と留意点(H30に類似)
R4 出題テーマ
- 高炉セメントB種とフライアッシュセメントB種の特徴
- 締固め段階での充填不良の発生原因と予防(H27に類似)
R5 出題テーマ
- プレキャスト工法を用いたコンクリート構造物の事例と留意点
- 寒中コンクリート施工における品質確保(H26に類似)
R6 出題テーマ
- アルカリシリカ反応・塩害・火害の変状メカニズムと調査・補修
(H25、H26、H28に類似) - 温度ひび割れの発生メカニズムと抑制対策(H27、H30に類似)
R7 出題テーマ
- 暑中コンクリート施工における品質確保(R1に類似)
- 機械式定着方法の定義・利点・留意点(H30に類似)
「また同じテーマだ」と気づくことが重要
いかがでしょうか。
こうして並べてみると、
過去に出題されたテーマが、形を変えて繰り返し出ている
ことがよくわかります。
これはつまり、
技術士試験が過去問をベースに対策できる試験 であることを意味しています。
R8試験に向けて、Ⅱ-1対策は「全部やる」か「絞る」か
この傾向を踏まえると、Ⅱ-1問題の対策は大きく2つです。
時間に余裕がある方
H25~H31の問題のうち、
「どう考えても解けそうにない問題」を除き、
ほぼすべてを解ける状態にする。
時間はかかりますが、これが最も確実な方法です。
時間が限られている方
R1~R7で出題された問題をチェックし、
H25~H31で重複していないテーマ に絞って対策する。
過去の出題傾向から考えると、
未出題テーマが次に狙われる可能性は十分にあります。
勉強が進まない人ほど、まず「整理」から
技術士試験の勉強が進まない原因の多くは、
「自分がどこを勉強すべきか分かっていない」ことです。
いきなり参考書を読む前に、
まずは過去問を整理し、
出題傾向を自分の目で確認する。
これだけで、
勉強の迷いは驚くほど減っていきます。
まとめ|最初の一歩は過去問の整理
- 技術士試験は過去問が17年分公開されている
- 出題テーマは繰り返される傾向がある
- まずは過去問を整理し、傾向を把握することが最優先
ぜひ、今日から
「過去問を並べて眺める」 ことから始めてみてください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
(おまけ)
コンクリート科目に限りますが、
H19~R7までの出題テーマをまとめた一覧表 を作成しています。
ご希望の方には、無料でプレゼントします。
下記のお問い合わせフォームよりご連絡ください。


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