「技術士の勉強をしなきゃいけないけど、年度末の繁忙期は仕事が忙しくて勉強する気力が湧かない。4月から本腰入れて勉強しよう。」
そう思っている人は少なくないのではないでしょうか。
この記事では、建設部門の技術士二次試験に向けて、
残り3ヶ月半からでも合格を目指すための具体的な勉強スケジュールと対策を解説します。
3ヶ月半で合格はハードモード
正直言って、全くのゼロから4ヶ月で合格を目指すのは、かなりハードモードです。なぜなら、技術士試験に合格するには、600~1000時間の勉強が必要という説もあります。
一方で、複数回受験の方であれば、これまでの累計勉強時間を含めることで、3ヶ月半でも必要な勉強量に到達できる方はいると思います。まずは、自分がこれまでどれくらい勉強に費やしてきたかを振り返ってみてください。
4月:受験申込書と過去問分析
受験申込受付が、4/1~4月中旬まであります。4月に入ったら、まずは受験申込書の作成と提出を済ませましょう。受験申込書の中には、720字で業務詳細を記入する項目があります。ここは筆記試験合格後の口頭試験で問われる重要な項目となりますので、自分の自信のある業務を選んで記入しましょう。
あわせて、過去問分析も行います。令和元年度から7年分の過去問を整理してみましょう。
整理方法は、どんなテーマが問われているかを抽出し、一覧表にしてみてください。形式はありません。人のまとめたものをただ見るより、自分の力で過去問を読んで整理してみることで、技術士試験の出題傾向を掴めますし、予想問題の作成にも役立ちます。
簡単な例を紹介します。下の表は、令和7年度の建設部門(コンクリート科目)の出題テーマをまとめたものです。
| Ⅱ-1 | Ⅱ-2 | Ⅲ |
| 暑中コンクリートの定義と 品質確保 | 構造物の耐久性確保 | 大規模な補修・補強工事に おける社会的影響の軽減 |
| 機械式定着方法の原理と 留意点 | 大規模地震後の復旧計画 | 建設現場の オートメーション化 |
5月:予想問題と骨子作成
過去問分析をもとに、予想問題を作成してみましょう。なかなか思いつかない場合は、参考書も参考にしてみると良いです。予想問題を自分で考えて作成してみることで、出題意図の理解が深まります。
もし予想問題まで作成するのが大変な方は、大まかなテーマ設定だけでも大丈夫です。自分で考えて作成してみる過程そのものが、良い勉強となります。
作成目標は、Ⅰ(必須):3問、Ⅱ-1:6問、Ⅱ-2:3問、Ⅲ:3問です。ここまで準備しておけば、少なくとも本番でまったく書けないという事態は避けやすくなります。
作成した予想問題やテーマごとに、骨子を作成します。
骨子は設問に沿って、重要なキーワードをはめ込むイメージです。そのキーワードを見て論文を書ける程度に作成します。知見が浅いキーワードは、自分でキーワードを調べ、理解を深めてください。
作成手順のオススメは、Ⅱ-1→Ⅱ-2→Ⅲ→Ⅰです。ウェイトの重いものから始めると、挫折してしまう可能性があるからです。
6月:論文演習と時間配分対策
論文演習によるアウトプット練習を中心に進めます。可能であれば、試験本番を想定し、全問題を通しで時間を測りながら書いてみてください。本番での時間感覚を掴みます。
受験が初めての方は、本番までに3回はチャレンジしてみてください。もう時間感覚を掴んでいる受験経験者の方は、通しでなくても、確認程度に隙間時間で書いてみると良いかと思います。
論文を作成してみると、骨子で不足している部分や余分な部分が見えてきますので、修正することで骨子が洗練されます。
7月:最終調整と直前対策
この段階にきたら、もう新しい知識を覚える作業はやめてください。今まで蓄積してきた骨子や資料の確認程度です。
ただし、Ⅰ問題だけは、6月後半には毎年、新しい国土交通白書が発行されますので、その概要版だけ確認し、組み込めるキーワードがあれば組み込んでください。答案に新しい知見を加えることで、論文レベルが向上します。
あわせて、論文の構成や時間配分を確認してください。時間がある方は書いても良いですし、無い方は、本番を想定した骨子メモの作成や、骨子から論文を書くイメージトレーニングでも良いです。
まとめ
3ヶ月半での技術士合格を目指す勉強プランを考えました。いかがでしたでしょうか。決して楽なスケジュールではないかと思います。
これを達成するには、「絶対に合格する!」という断固たる決意が必要です。
今一度、自分が技術士取得を目指す理由を考えてみてください。
そして、まずは4月に、受験申込書の作成と過去問分析から始めてみてください。
まずは行動に移すことが、合格への第一歩になります。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。


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